更年期は女性は必ず通る道。自覚する人、治療する人、自覚がない人。

2018年11月02日

「更年期を迎える」女性は100人。つまり100%。

私が婦人科の先生に教わった話では、

「更年期症状」を自覚する女性は50~60人
「更年期障害」で治療を要する女性は30人

8割の人が自覚するという話ももあります。

「更年期症状」は、更年期に現れるさまざまな症状のなかで
他の病気に伴わないもの
「更年期障害」は、その中でも症状が重く日常生活に支障を来す状態

症状は、よく言われるのは、ホットフラッシュ。
「誕生日を迎えたとたん。暑くて暑くて。これが噂のか。」
友人談。
汗をかく。のぼせる。

他に、
身体症状は動悸、めまい、頭痛、胸が締め付けられるような感じ、肩こり、冷え、疲れやすいなど。

精神症状は、気分の落ち込み、意欲の低下、イライラ、情緒不安定、不眠など。

ヨガは他のスポーツや、フィットネスと違い、
動きのみならず、呼吸法を大切にし、体と心の調和を目指しています。

呼吸にうまくつながることができれば、ストレスも軽減されることが期待できます。
また、バランスよく体を使いますので、体のゆがみの改善にもなりうるでしょう。

私が、ヨガが更年期に効果があると考える理由は、
「更年期障害」の理由が私たちの意志ではどうにもならないものだからです。

ホルモンの欠乏は、どうしようもないですよね。
(あまりに生活に支障が出ている場合は、婦人科の受診をすすめています。
ホルモンの補充療法とかありますから。)

その他にも
心理・性格要因(几帳面、努力家、自己犠牲的)
社会・文化要因(家庭内環境の変化ー子供の独立、介護)

どうにもできないことありますよね。

性格変えろと言われても。
介護も止めるわけにいかないし。

ヨガは自分のためだけの時間を確保し、自分をみつめて、身体をいたわり、修繕していきます。

ヨガは自律神経(自分の意志ではどうにもできない)に呼吸法などを使いアタックしていくので、
自律神経をコントロールするとはおこがましいですが、
今の状態を自分で把握し、ストレスの軽減をすることは期待できるでしょう。

なにより、当スタジオに来る生徒さんは、
「楽になった。」
そう話します。

通えば通うほど、自分を把握する力がついて、自分で自分を癒せます。

人生の主役は、自分です。
自分を大切にして、自分をいたわってあげましょう。
(ちなみに、イライラは自分を傷つけていますよ。)