2017年11月05日
「先生、身長伸びたんです。ヨガのおかげですかね。」
生徒さんに、報告いただきました。
私の生徒さんの中には、40歳すぎて、3㎝伸びたという人も。
成長期でしたら、あるあるですが。
身長は、年と共に縮む方が多いです。
自分の周りの年配の方に聞いてもいいと思いますが、縮んたという人は、
少なからずいると思います。
「昔は、150㎝超えていたんだけどね。今は全然ないわ。」
身長が縮む原因は、
○背が曲がる。腰が曲がる。といった背骨の曲がりによるもの
○脚の直立性が弱くなる。(膝が常にやや曲げた状態になる。)
○加齢により、椎間板の厚みが減少する。(椎間板の水分量が少なくなる)
○骨粗鬆症による圧迫骨折
じゃあ、そうならないためにどうするか。
○姿勢の悪さで(背中が曲がる。腰が曲がる。膝が曲がる。)引き起こしているのなら、
筋力をつけるのが、一番良いでしょう。
腹筋や背筋などが衰えて、骨盤や脊椎を支えきれなくて、姿勢を保てなくなり、縮むからです。
ヨガや社交ダンスは、特別な筋力トレーニングをしなくても、
バランスの良い筋肉をつけることができます。
特に、社交ダンスは、年齢を重ねても姿勢が悪いという人は皆無です。
○骨を強くする。
1つには、食事。
1つには、運動。
骨は、刺激を与えなければ、鍛えられません。
適度な、衝撃が必要なのです。
その点、歩く、ウォーキングは程よく刺激をあたえてくれると思います。
膝など痛みがなければ、ランニングもありだと思います。
階段の昇降もいいですね。
ただ歩くことも、姿勢が大事なのは言うまでもありません。
正しい歩き方をしなければ、効果がでないばかりか、痛める原因になることもあります。
私が、生徒さんによく言うのは、体は軽くすることができるということです。
体重とは、別の話です。
質量が変わるわけではありません。
みなさん、こういう経験ありませんか。
★友人がお酒で酔っ払って熟睡してしまった。
担いで動かすしかないが、重くて動かない。
これが、少しでも意識があれば、結構運べたりできるのです。
★子供が寝てしまった。
抱いているけど、重い。
これも、起きている状態でいると割と抱いていても大丈夫。
つまり、姿勢が悪いと、グターっとした上半身を下半身が支えているわけです。
どれだけ下半身に重みがかかっているか。
どれだけ、腰と膝と股関節に重さをかけているか。
姿勢を正せば、寝た子を起こすことになり、負担が減ります。
医学的にははっきりわかりませんが、経験値で確実に下半身の負荷は減ります。
重いの載せて歩くなんて、関節や骨、かわいそうじゃありませんか?
私は、みなさんに、健康で元気に痛みなく年齢を重ねていただきたいのが信条です。
最初に述べたように年齢は関係ありません。
若い人でも、
「これは、将来、痛めそうだな。」
という人は、多くいます。
早いに越したことはない。
お医者さんから、
「これはどうしようもない。」
と、言われる前に、自分を見つめてみましょう。