怒らない方法ー観る

2017年11月14日

「先生、それ、私だったら怒っている。」

生徒さんに言われて、
「そうだよな。」
と、思った私。

宅配便の受け取りで、宅配会社のミスが3度続き、
もちろんその度に電話をかけて。

もちろん、腹は立っているけど…腹は立っている気がするけど。
「んっ?」

そんなに腹立っていないかな。

っていうより、「宅配会社大丈夫!?」という気持ちが先に。

今、人手不足っていうからな。
新人ばっかりなのかな。
会社大丈夫?

感情はたくさんあるけれど、怒りの感情は基本的に負の感情だと思います。
(怒りを糧に頑張るというのもありますけど。)

今回、怒りのおこる原因を考えると、自分の時間を奪われたということ。
連絡先を調べ、連絡し、荷物が届くのをひたすら待つ。
ミスが続き、その理由も開いた口が塞がらない理由。

今回、あまりにも馬鹿げた理由すぎて、
あっけにとられたのもあるかもしれませんが、
怒りの仕組みと対処法をわかっていれば、あんまり怒らなくて済みます。

まずは、怒りが湧き上がってきたら、
(冷静に観ている段階でほぼおさまりますが、)
何で、怒りたいかを考えます。


今回は、前述した通り、自分の時間を奪われたから。
時間を奪われることは、自由を奪われるということ。
それは、本能で、人間は不快と感じれば、不安や恐怖と同じく、
「命が傷つけられる?」
と、脳が判断してもおかしくないのです。
ストレスという考え方はここに行きつきます。

だから、怒りの感情がわく。
「どうしてくれるんだ。」
ですよね。

情動が暴走するときは、本能、脳の扁桃体が活発に動きます。
それを、抑え込めば衝動をおさえられるのです。

それを抑えるのは、前頭前野と言われています。
だから、理論的に考察するのです。
前頭前野を活発にするために。

そうすると、あら不思議。
怒りもどこかへ、飛んでいきます。

ネイティブ・アメリカンの教え
怒りは自分に盛る毒

その通りだと思います。