冬の不調を撃退!東洋医学×ヨガで巡りを良くするセルフケア

2025年01月16日

夏が非常に暑くても
冬はきちんときました。

ほっとすると同時に、インフルエンザA型/B型・コロナ・ヒトメタニューモウイルスなど
病が大流行でおちおちしていられません。

さらに冬には、胃腸の症状が現れたりします。


東洋医学の経絡からみる体調不良

1. 腎経の調子が悪い場合

腎は東洋医学で「生命の根源」とされ、エネルギーや体の基盤を支える役割を担っています。
腎経のバランスが崩れると以下のような症状が現れることがあります:

  • <身体的な症状>
    冷え性:特に手足や腰、下半身が冷えやすくなる。
    疲労感や無力感:慢性的なだるさ、活力の低下。
    腰痛や膝の痛み:腎が弱ると腰や膝が痛くなる傾向がある。
    頻尿や尿トラブル:尿量の増加や排尿困難。
    耳鳴りや難聴:腎は「耳」に関係し、耳の不調が現れることがある。
    髪や骨の弱り:髪の抜け毛や白髪、骨がもろくなる。

    腎が弱ると免疫力も低下します。

    実は、年末体調を崩したのですが、胃腸に症状がでました。
    腎経は水に深く関係しています。
    想像してください。
    腎気が弱ると、水が溢れることもあります。だから、むくみ。
    さらに、水は土で抑えている。土は胃・脾です。
    水が溢れると、決壊をおこし、吐き気と下痢につながります。

    「あー!」と、叫んでしまいました。
    弱ってたのかもしれません。

    • <精神的な症状>
      不安や恐れ:腎は「恐れ」に関連し、精神的に不安定になることがある。
      集中力の低下:記憶力や思考力の低下。


      2. 膀胱経の調子が悪い場合

      膀胱経は「体内の老廃物を排出し、気血の循環を促す」経絡とされ、全身の健康に関係します。
      また、腎気をサポートしてくれています。
      この経絡が滞ると以下のような症状が見られます。

      • <体的な症状>
        背中や肩のこり・腰痛:膀胱経は背中を通るため、張りやこりが出やすい。
        頭痛:特に後頭部や首筋の痛み。
        むくみ:老廃物が排出されにくくなり、顔や足がむくみやすくなる。
        肌の乾燥やかゆみ:皮膚トラブルが現れることも。
        冷え性:体温調節がうまくいかず、特に背中や腰が冷えやすい。

        • <精神的な症状>

          • イライラや緊張感:精神的な疲れがたまりやすくなる。
          • 睡眠の質の低下:浅い眠りや不眠。

        改善のためのポイント

        • 新春のヨガは、ストレッチの要素を強くし、伸ばすことを意識。
          また、脚をしっかり使うを意識していきました。

          今、スタジオでは、この2つの経絡を意識したヨガをスタートさせました。

          腎経
          :温めることが重要。
          特に腰や下腹部を温めるケアを心がけ、深い呼吸や腎を刺激するヨガポーズを取り入れる。

        • 膀胱経:老廃物の排出を促進するため、水分を十分に摂り、背中や脚のストレッチを行う。
          特に背骨や太ももの裏を意識した動きを取り入れる。


          腎経・膀胱経にアタックするヨガのポーズ

          ・キャット&カウ
           背骨を柔らかく、優しく動かします。



          ・鋤のポーズ
           これは、一般的には難易度が高く感じられると思います。
           膀胱経が良く伸びるポーズです。



          ・会せきのポーズ
           股関節内側が伸びます。腎経が伸びていきます。

          ・コブラのポーズ
           股関節が良く伸びます。これも腎経ですね。
           片方の足を90度に開いて、カエルのポーズを少し変えて行ったりしています。



          どれも、無理に行ってはいけませんよ。
          ゆっくり呼吸ができる範囲で行います。



        • いかがでしたか。
          日常のちょっとした動きや、冷え対策で体の調子を整えて、風邪に負けない体づくりをしていきましょう!