ヨガは、まず自分を大切にすることに気づかせてくれます。

2018年09月04日

ヨガには、「ヨガ・スートラ」という教典があります。

日常の生活においての行動規範等、書かれています。

Ahimsa(アヒムサー)…非暴力

ヨガを極める道のりの一番最初がこの言葉。
私がヨガに魅了された理由の一つです。

暴力というと、他人を殴ったり叩いたりと思いがちですが、
言葉の暴力もあります。
そして、心のなかで思うことも、入るのです。

他人だけではありません。
自分にも「暴力をふるってはダメですよ。」と、言っているのです。

「どうして、自分はできないんだろう。」
「どうして、頑張れないんだろう。」
「私は、何をやってもダメだ。」

これは、自分に対して暴力をふるっていることになります。

まず、自分で自分を大切にしなければ、自分がかわいそうです。
また、自分を大切思いやれるからこそ、人に対しても大きく構えられるのです。

飛行機の酸素マスク装着説明は、親が酸素マスクをつけてから、子供に装着するようになっています。
まず親がつける。
気持ちとしては、子供に先につけたいのが親心ですが、
それでは、万が一の時、親が最悪動けなくなることになるかもしれません。

その時、誰が子供を守るのか。

これと似たようなことだと思います。
まず自分を大切にする。自分を守る。
それこそが、周りの人にたいしても本当の思いやりが出てくると思うのです。

自分を含めた、周りの人たちへの非暴力。
ヨガは奥が深いです。