冬は「腎」を養う季節 – 東洋医学で見る健康の秘訣

2024年12月03日

12月に入りました。

生徒さんと
「今年もあっという間でしたね。」
という言葉が。
毎年なんですけどね(笑)

さて、今回のブログは冬の養生法でお送りします。

 

冬の特徴

東洋医学では、冬は「陰」が極まる季節であり、
「腎」のエネルギーを養うことが大切とされています。

また、東洋医学的に「閉藏」の季節とされ、
体内のエネルギーを蓄える大切な時期です。

寒さが厳しくなってくる季節。
体と心をどう守って、調和を保つのか。
冬を健康に過ごすための養生法をご紹介します。


  • 冬の養生ポイント

    ①「腎」を養う
    「腎」はエネルギーの源であり、冬に弱ると体調全般に影響が出ます。
    • 温かい食べ物や飲み物を摂り、冷えを防ぐことが重要ですね。
  • ②保温と防寒
    首・手首・足首を冷やさないようにします。
    マフラーをすると暖かさが全然違いますよね。
    私は寝る時には、冬用のレッグウォーマを履いています。

    また、おなかや腰、おしりなど体の中心部を温めることも重要ですね。
    これまた、私は寝る時、腹巻をしています。(腹巻は一年中しています。)
    冷えは様々な不調の原因となるため、保温を心がけましょう。

  • ③休養と睡眠
    冬は自然界が休む時期。早寝を心がけ、睡眠時間を十分に取ることが大切です。
    人も動物です。
    熊やリスなど冬眠しますね。
    (最近は熊は町におりてきています。暖冬とエサ不足が影響しているようですが。)

早寝遅起きが理想的です。
難しいですが、日の出とともに起き、日が沈んだら休むことで、
自然のリズムに合わせた生活を心がけるといいですね。

十分な睡眠をとることで、免疫力を高め、春に向けて体力を蓄えることができます。

 

 

食事で冬を乗り切る

①「腎」を強化する食材
黒豆、黒ごま、昆布、山芋などの黒い食品。

    • ②体を温める食材
      しょうが、シナモン、白ネギ、にら、鮭、鶏肉、羊肉、にんにく、くるみなどナッツ類

  • ③避けたいもの
    • 冷たい飲み物や生野菜など、体を冷やすもの。
  • <おすすめの料理>
    • しょうがスープ、参鶏湯、鍋料理。
      今年すでに、鍋三昧になっています。
      (昨日はちゃんこ鍋)



      体を温める食材を積極的に取り入れましょう。

冬のエクササイズと心のケア

①ゆっくりとした動きの運動
ヨガ、太極拳などゆっくりとした動きの運動

冬は激しい運動を避け、ゆったりとした活動を心がけます。
汗をかきすぎると体力を消耗するため、適度な運動を心がけましょう。

  • ②心を落ち着ける時間
    • 冬は内観(自分の内側に意識を向けること)に適した時期。
      瞑想や日記をつける習慣もおすすめ。



      冬は静かに、楽観的に過ごすことが大切です。
      感情の起伏を抑え、内向きに力を蓄える時期と考えましょう。
  • まとめ

冬は静かに養う季節。
無理をせず、自分を労わる時間を持つことが健康維持の鍵。

  • 冬のケアが、春の健康の基礎を作りますよ。