5月病に効く⁉ヨガのメンタル回復力とは。

2025年05月02日

はじめに:その不調、5月病かも?

そもそも5月病って何?

5月病とは、主に新年度が始まる4月に進学や就職、転勤などで新しい環境に身を置いた人が、ゴールデンウィーク明けの5月頃から感じやすくなる心身の不調を指す言葉です。
これは正式な医学用語ではなく、日本特有の俗称であり、医学的には「適応障害」や「うつ病」と診断されることが多い状態です。

 

【主な症状】
・やる気が出ない、気分が落ち込む
・体がだるい、疲れが取れない
・不眠、食欲不振
・不安感、イライラ感
・注意力や判断力の低下、人と会いたくない

【主な原因】
・新しい環境や人間関係への適応ストレス
・生活リズムや習慣の変化
・春先の気温や気圧変動による体調変化
・ゴールデンウィークで緊張が緩み、反動で不調が表面化する

【特徴】
誰にでも起こり得る一時的な不調ですが、症状が長引く場合は専門家への相談が推奨されます。
5月病は「怠け」や「気のせい」ではなく、心身のバランスが崩れることで生じるれっきとした不調です。
このように、5月病は新しい環境への適応に伴うストレスや疲労が主な原因となり、心と体の両面にさまざまな症状が現れる状態です。

🌿5月病に効く、ヨガのメンタル回復力とは?

新しい環境、新しい人間関係、新しい生活。
春は何かと「変化」の多い季節です。

4月は気が張って頑張れていたのに、5月に入ったとたん、
「やる気が出ない」「眠い」「気分が落ち込みやすい」
そんな声が聞こえてきませんか?

それは、5月病と呼ばれる心の疲れかもしれません。

病院に行くまでではないけど…

はっきりと病気ではないけれど、なんとなく不調。
そんなとき、ヨガはやさしく効いてくれる“心の栄養”になります。

🌱5月病の原因は「心と自律神経の乱れ」

5月病は、心と体の“ブレーキ現象”のようなもの。

環境が大きく変わる4月。
人は知らず知らずのうちに緊張し、交感神経が優位になりがちです。
そして5月に入ると、糸がぷつんと切れたように力が抜け、心と体が動きづらくなるのです。

だからこそ、必要なのは「頑張ること」ではなく、
自律神経をやさしく整える時間。
それが、ヨガです。

🌬️ヨガが効く理由①:呼吸が自律神経を整える

ヨガの基本は、呼吸を意識すること。

深くゆっくりとした呼吸は、副交感神経(リラックスの神経)を働かせ、
心を落ち着かせてくれます。

浅くて早い呼吸は、不安や焦りを引き寄せます。
だからこそ、「ゆっくり吐く」ことを意識してみましょう。


🧘ヨガが効く理由②:ポーズで「今ここ」に戻る

心が疲れているときほど、頭の中は未来や過去のことでいっぱい。
でも、ヨガは「今」に意識を戻してくれます。

呼吸に合わせて体を動かすことは、
思考の波から抜け出し、自分の内側とつながる時間。

例えば、こんなポーズ👇
チャイルドポーズ(安らぎのポーズ)
ねじりのポーズ(デトックス)
前屈のポーズ(内観と静けさ)

ポーズは「うまくやる」ものではなく、
気持ちよく感じられれば、それでOK。
比べないことが、回復への近道です。


🤍ヨガが効く理由③:比べない・頑張らない世界に身を置ける

ヨガの教室でいちばん大切なのは、
「人と比べないこと」「自分を責めないこと」

ヨガは、
“今の自分”に向き合い、やさしくなる練習。

5月病のような不調は、
「頑張りすぎた人」「自分に厳しすぎた人」に起きやすいもの。
だからこそ、ヨガのように「ゆるめる」「受け入れる」時間が必要なのです。

🌸まとめ:不調を整えるヨガという習慣

5月は、がんばった自分をいたわり、また、少しずつ歩き出すために、
<ヨガで「心と体を整える時間」>を持ってみませんか?

週に1回でも、呼吸を感じて動く時間があれば、
心がふわっと軽くなる瞬間が訪れるはずです。

💬あなたへ

「なぜかやる気が出ない」
「気持ちが沈んでしまう」
そんなあなたにこそ、ヨガはやさしく効いてくれます。

無理に元気になろうとしなくて大丈夫。
深呼吸とともに、自分にやさしい時間を持ってあげてくださいね🌿