ヨガが不調に効く理由-自律神経を整える

2025年07月22日

前回のブログでも書いたのですが、

「肩が痛くてヒアルロン酸を打っていたけれど、ヨガを始めたら軽くなった」
「薬を飲んでも改善しなかった頭痛が、やわらいだ」
「夜、ぐっすり眠れるようになった」

そんな声を、生徒さんからよくいただきます。

病院では“異常なし”と言われたけれど、どこかつらい。
そんな「なんとなく不調」を感じている方は、実はとても多いのです。

そして、それらの不調の多くは——
自律神経のバランスの乱れが関係していることも、少なくありません。

では、そもそも自律神経とは

自律神経とは

  • 自律神経は「交感神経」と「副交感神経」の2つから成り、体の内臓や血管、呼吸、体温などを無意識にコントロールしています。
    交感神経は活動・緊張時に、副交感神経は休息・リラックス時に優位になります。

    ヨガが自律神経にどう効くのか

    • ・呼吸法(プラーナヤーマ)
      ヨガの深くゆっくりとした呼吸法は、副交感神経を活性化し、心身をリラックス状態に導きます。特に腹式呼吸や片鼻呼吸は自律神経のバランスを整える効果が高いとされています


    • ・ポーズ(アーサナ)

      ヨガのポーズは筋肉の緊張をほぐし、血流を促進します。背骨周りをほぐす動きや前屈、猫のポーズ、子供のポーズなどはリラックス効果が高く、自律神経の調整に役立ちます


    • ・瞑想・意識の集中

      呼吸と動作に意識を集中させることで、心が安定し、ストレスや不安の軽減、集中力の向上が期待できます


    科学的な裏付け

    • 実は、ヨガの医学的な検証はたくさん発表されています。
      ヨガを定期的に実践することで、心拍変動が安定し、副交感神経の働きが高まることが研究で示されています
      ストレスホルモン(コルチゾール)の分泌が抑制され、ストレス軽減や睡眠の質向上、メンタルヘルスの改善にもつながると言われています。



    • ヨガが自律神経にどう効くのか?

      ・呼吸と動きを連動させることで、副交感神経が優位になる
      ・血流・ホルモン・神経伝達がスムーズになる=自然治癒力が働く

      • ヨガで副交感神経を意識的に活性化することが健康維持に役立ちます


    まとめ

  • ヨガは呼吸法・ポーズ・瞑想を通じて自律神経のバランスを整え、心身のリラックスやストレス軽減、集中力向上など多くの健康効果をもたらします。
    特に自律神経の乱れによる不調(不眠、イライラ、消化不良など)に悩む方には、ヨガの実践が効果的なセルフケア方法として推奨されてます。

    前回のブログの内容も見てみてください。
    積極的な休息をあえてとることで、心も体も楽になるのです。