体調の不安がなくなる―ヨガが身体に効くのはなぜ?

2025年07月14日

病院では解決できなかった
“なんとなく不調”がヨガで楽になる理由

「薬を飲んでも改善しなかった頭痛が、やわらいだ。」
「夜、ぐっすり眠れました。」
「肩が痛くてヒアルロン酸をうっています。ヨガをやったあと痛みがやわらいで嬉しいです。」

そんな声を、生徒さんからよくいただきます。

病院では“異常なし”、”年齢のせい”と言われたけれど、つらい。
そんな「なんとなく不調」を感じている方は、実はとても多いのです。

そして、それらの不調の多くは——
自律神経のバランスの乱れが関係していることも、少なくありません。

 ヨガで不調が改善した生徒さんの声

肩の痛みで、ヒアルロン酸注射をしていた方が、ヨガを行ったら痛みが軽減した
頭痛がひどかったのにレッスンのあと「頭がスッキリした」と笑顔に
眠れない日が続いていた方が、「ヨガをすると夜ぐっすり眠れるようになった」

私のスタジオでは、このような変化を感じる方が本当に多くいらっしゃいます。

無理に鍛えたり、激しく動いたりするのではなく、
ゆっくりとした動きと呼吸で、体の内側から整えていく。

それが、ヨガの大きな特長です。

なぜヨガが効くの?
キーワードは「自律神経」

現代人は、ストレスや不規則な生活、情報過多、睡眠不足、食生活の乱れなどの影響で、交感神経が優位になりやすい傾向があります
これは、心身が常に「緊張モード」になりやすく、リラックスを司る副交感神経の働きが低下しやすい状態です。

主な要因は以下があげられます。

・精神的ストレス(仕事や人間関係など)
・身体的ストレス(長時間のスマホ・パソコン使用、運動不足など)
・生活リズムの乱れ(夜更かし、睡眠不足、不規則な食事時間)
・環境的ストレス(気温差、気圧差など)




みなさん、思い当たることはありませんか?
最後の環境的ストレスは最近特に多いですよね。


このような状態が続くと、自律神経のバランスが崩れやすくなり、疲労感、不眠、頭痛、消化不良、不安感などさまざまな不調が現れやすくなります

また、日本人は世界一睡眠不足の人種とも言われており、交感神経が興奮しやすい環境にあります。
副交感神経を意識的に働かせる「休息」や「リラックス」の時間を積極的に取ることが重要です

自律神経のバランスを整えるためには、規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動、ストレス管理、リラクゼーションの時間を持つことが推奨されています。

 

そして、ヨガでは、呼吸を深く整えながら体を動かすことで、
乱れた自律神経を、少しずつ「本来のリズム」に戻していくことができます。



がんばりすぎた体に「ゆるめる時間」を

「もっと動かなきゃ」「もっと頑張らなきゃ」
そんな思考が続くと、交感神経(活動モード)がずっと優位に働き、体も心も休まらない状態が続いてしまいます。

ヨガは、「休んでいいよ」「今のままで大丈夫」と、
自分の体と心に優しく声をかけてあげるような時間。

がんばりすぎた自律神経を、そっと癒すセルフケアとして、
日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

最後に – あなたの不調にも、希望の光を

「もう年齢のせいかな…」
「どうせよくならないし」

そう思っていた不調が、ヨガをきっかけにスーッと軽くなった。
そんな体験を、たくさんの生徒さんがされています。

ヨガは、特別な人のためのものではありません。
忙しい毎日を過ごしているあなたにこそ、ぴったりのケア方法です。

「なんとなくつらい」を放っておかずに、
自分をいたわる一歩として、ヨガを始めてみませんか?