2018年04月05日
年を重ねた人から、話を聞く機会があって、
「子供には、迷惑かけたくない。自分の足で、最期まで歩きたい。」
とか、
「色々なところが痛くて病院に行っても、動いて下さいと言われるんですよね。」
健康寿命という言葉知っていますか?
健康寿命とは、健康上問題ない状態で日常生活を送れる期間のことです。
誰しも、健康でいきいきと生活したいと思うでしょう。
厚生労働省の発表によると、平均寿命と健康寿命の差は、
男性で約9年、女性で約13年あります。
健康寿命の定義は、各自治体で違ったりするようですが、
要支援・要介護ではない状態とみなしているところもあるようです。
要支援・要介護の要因の第一位が
「運動器の障害」
と、知っていましたか?
30歳代までは、まだ、ピンとこない方も多いかもしれませんね。
(つまり、40歳代に入ると、急に色々なことが起こるということです。)
先日、ヨガの講師であり婦人科の先生の講義に参加して、
「なるほど。」
と、思わずうなずいてしまうお話がありました。
「生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を保つには、3つの大事なことがあります。
食事・睡眠・運動です。
食事と睡眠は生きていく上で、誰もが必ずしていることでしょう。
運動だけは、選択になっているのです。
若いときから心がけて運動している人と、していない人。
体は明らかに違ってきます。
ここにいらしている方は、意識の高い集まりですけど(笑)。
できれば、ここにいらしていない人に気付いてもらいたい。
学生に講義をしていますが、学期初めに必ずいう言葉があります。
「人によっては、運動というものが、学生時代で終わってしまう人がいるかもしれません。
すでに、体育という授業を受けていないとしたら、運動から遠ざかっている人もいるでしょう。
社会人になって、時間の余裕がないとしても、なんらかの機会をつくって、
運動をしてもらいたいと思います。」
20歳そこそこじゃピンとこないとは思いますが(笑)。
それでも、運動の大切さをしっかり伝えようとしています。
つまり、健康寿命と生活の質の保持は、一夜にしてならずです。
日々ですね。