2020年01月19日
ヨガは呼吸が大切だと言われます。
「呼吸法」は、サンスクリット語で「プラーナヤーマ」と言いますが、
日本語では「調気法」と言います。
単なる「呼吸法」にとどまらないということです。
今、スタジオでは「ナディショーダナ・プラーナヤーマ」を取り入れています。
これは、片鼻ずつ交互に行う呼吸法です。
花粉の季節が来る前に一度皆さんとやっておこうかと。
花粉の季節がやってくると、鼻で呼吸するのが難しいこともありますから(苦笑)
ナディとは、「気の通り道」
ショーダナとは、「浄化」
私達は普段、両方の鼻で呼吸をしているのではなく、どちらかの鼻で呼吸しています。
数時間おきに入れ替わって呼吸しているのです。
「ナディショーダナ」の調気法はこれを意識的に切り替えてすることで、
左右のバランスを整えていくのです。
左の鼻は右脳とつながり副交感神経を活性化、
右の鼻は左脳につながり交感神経を活性化する
と言われます。
この調気法は、左右の鼻から交互に呼吸をすることで、
自律神経が整い、心身のバランスを整える効果があると
考えられます。
調べると面白いもので、
別名「ノーベルの呼吸」と言われていました。
1998年ノーベル生理学賞受賞に関わっている呼吸だからだそうです。
科学的・医学的に証明されているんですね。
血圧上昇を抑え、動脈硬化を予防するということで、2009年に日本テレビで紹介されていました。
ヨガでは何千年も前から、伝わってきた呼吸法。
効果があると昔からわかっていたのでしょう。
恐るべし。
私の感覚では「ナディショーダナ」を行うと、頭の中がスッキリと澄み渡る感覚があります。
心身が落ち着く感じもありますね。
「プラーナヤーマ」を日々行うことは良い効能ばかりです。
「ナディショーダナ・プラーナヤーマ」
素敵な調気法です。