「せき」でませんか。今の季節、陰陽五行説の考え方は肺経と大腸経

2024年10月10日

「せきが出ている人が多いな。」
と、ここのところ思っていました。

・季節の変わり目
・寒暖差の影響

要因はいろいろあると思いますが、
最近、
「マイコプラズマ肺炎が大流行」
とかを聞くと、穏やかではいられませんよね。

生徒さんにも、
「調べても調べても、理由がなく咳がとまらない。」
という方もいて、腹筋が痛いそうです。

今回は、
東洋の考え方、陰陽五行説から紐解いてみましょう。


陰陽五行説とは

陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)は、古代中国の哲学で、
自然界や人間の体、さらには社会の調和を説明するための考え方です。
この理論は、2つの基本的な要素である「陰陽」と、5つの要素である「五行」を組み合わせて、
あらゆる現象を理解しようとします。

 

陰陽(いんよう)

陰陽は、すべてのものに存在する相反する2つのエネルギーのバランスを示します。

  • :静的、冷たさ、暗さ、女性的、夜などを象徴します。
  • :動的、暖かさ、明るさ、男性的、昼などを象徴します。

これらはお互いに補完し合い、どちらかが強すぎても弱すぎてもバランスを崩します。


五行(ごぎょう)

五行は、木、火、土、金、水という5つのエネルギーの循環と調和を表します。
これらの要素は、自然界だけでなく、私たちの体や感情にも関係しています。

 

  • :春、成長、拡大を象徴し、肝臓や胆のうに関係します。
  • :夏、情熱、エネルギーを象徴し、心臓や小腸に関係します。
  • :季節の変わり目、安定と育みを象徴し、胃や脾臓に関係します。
  • :秋、収穫、浄化を象徴し、肺や大腸に関係します。
  • :冬、保存、休息を象徴し、腎臓や膀胱に関係します。

今の季節は、まさに、
金の季節です。
金は、肺や大腸に関係しているとあります。

肺経(はいけい)について

肺経は、呼吸器系を中心とする経絡であり、主に肺、皮膚、鼻に影響を与えます。
陰陽五行説では、に対応しており、
この季節に肺経のバランスが乱れると風邪を引きやすくなるなど、
呼吸器系の不調を引き起こしやすくなります。

昔からの知識はすごいと思いませんか。
呼吸器系の不調なんです。
まさに、最近の調子悪い特徴が出ていますよね。

次回のブログはもう少し詳しく解説しますね。

ヨガスタジオでは、これに対応するヨガと経絡を意識した動きを行っています。
ぜひ、参加してくださいね。