8月6日まで、土用です。休む・休む・休む

2025年08月01日

土用に心と体を整える。8月前半の養生ヨガ

8月に入りましたね。
今年は、全国的に気温が高く、暑さのピークはどこでくるのかと思う日々です。
7月30日に兵庫県丹波市で過去最高の41.2℃の気温も出ました。
地球沸騰ですね。

気候が変わってきているとはいえ、暑さのピークと季節の変わり目が重なるこの時期。
実は、東洋医学では「土用(どよう)」と呼ばれる心身が乱れやすい期間です。

「なんとなく疲れが抜けない」
「やる気が出ない、イライラする」
「食欲がない、胃が重い」

そんな不調を感じていたら、
体からの“土用のサイン”かもしれません。

「土用」とは?

土用は、立春・立夏・立秋・立冬の前の約18日間を指します。
つまり、年に4回ある「季節の変わり目」。

特に**夏の土用(今年は7月19日〜8月6日)**は、
・高温多湿による疲労
・冷たいものの摂りすぎ
・エアコンと外気温差による自律神経の乱れ
などが重なり、不調が出やすくなる時期なのです。

土用の不調を防ぐには?

土用の養生で大切なのは、「脾(ひ)=消化吸収」のケアと、気の巡りを整えること。

この時期におすすめなのが、
・胃腸にやさしい食事(温かく消化の良いもの)
・クーラーで冷えた体を温める習慣
・やさしいヨガで内臓の血流と気を巡らせること

土用の時期におすすめのヨガポーズ

① 合せき前屈(バッダコーナ・パスチモッターナ)
→足裏を合わせて前屈。お腹まわりの血流を良くし、内臓にやさしい刺激を。

② ワニのポーズ(ジャタラ・パリヴルタナアーサナ)
→ 仰向けで脚を左右に倒すねじり。胃腸の働きを促し、リラックス効果も◎

③ チャイルドポーズ(バラーサナ)
→ 背中をゆるめ、副交感神経を高めるポーズ。心が落ち着きやすくなります。

他にも脾経を意識して伸ばすポーズもいいですね。

ヨガと一緒におすすめの過ごし方

  • ・毎日5分でも「静かな時間」を持つ
    ・夜はスマホを手放し、ぬるめのお風呂に
    ・冷たい飲み物は常温や白湯にチェンジ
    ・甘いもの・脂っこいものは控えめに

季節の変わり目だからこそ、
「整える」意識をもつことが、秋への準備にもなります。

土用は“自分をいたわる時間”

8月になり、お盆休みの前に仕事を一生懸命にしたり、旅行をする人もいると思いますが、土用の期間は基本的に休むのが大事。

昔ながらの知恵です。
気をつけてこの時期過ごしましょう。