
2025年03月10日
春になると多くの人が悩まされる花粉症。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった症状に悩まされ、毎年つらい思いをしている方も多いのではないでしょうか?
私も花粉症持ちではありますが、
ヨガを積極的に始めてから
ひどい症状からは解放されました。
それでも、症状が出た時、薬をもらいに病院にいくのですが、
花粉症の薬がことごとく合わない!
だるくなってしまうのです。
花粉症対策として一般的に薬を使う方法がありますが、
できるだけ薬に頼らずに症状を和らげる方法があれば試してみたいですよね。
そこで今回は、ヨガと東洋医学の知恵を活かした花粉症対策をご紹介します。
1. 花粉症とは
春は花粉が飛散する季節で、多くの人々が花粉症に悩まされます。
花粉症は免疫システムの過剰反応によって起こり、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こします。
花粉症は主にスギやヒノキ、ブタクサなどの花粉が原因で起こります。
また、免疫力の低下や自律神経の乱れも要因とされています。
2. ヨガが花粉症に与える効果
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免疫力の向上:ヨガは免疫システムを安定させ、全体的な健康状態と呼吸器系の抵抗力を高める効果があります。
自律神経のバランス: ヨガの呼吸法やポーズは自律神経のバランスを整える効果があり、リラックス効果を高めます。
3. 花粉症を和らげるヨガの呼吸法
ヨガの呼吸法は自律神経を整え、鼻づまりを軽減し、免疫機能を正常にする働きがあります。特におすすめの呼吸法をご紹介します。
片鼻呼吸(ナーディ・ショーダナ)
効果:鼻づまり解消、リラックス、免疫力アップ
やり方:
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右手の親指で右の鼻をふさぎ、左の鼻からゆっくり息を吸う。
左の鼻を薬指でふさぎ、右の鼻から息を吐く。
右の鼻から息を吸い、再び左の鼻から吐く。
これを5分ほど繰り返す。
ただ、鼻詰まりがきつかったら、この呼吸法も正直できないですね。
3. 花粉症に効果的なヨガポーズ
ヨガのポーズには、リンパの流れを促し、呼吸を深める効果があります。
おすすめのポーズを3つご紹介します。
① 魚のポーズ(マツヤーサナ)
効果:胸を開き、鼻の通りをよくする
やり方:
仰向けになり、肘をついて胸を持ち上げる。
頭のてっぺんを床につけ、喉を開く。
5呼吸キープしてリラックス。
② 下向きの犬のポーズ(アド・ムカ・シュヴァナーサナ)
効果:血流促進、鼻づまり軽減
やり方:
両手と両足を床につけ、V字型になるようにお尻を上げる。
深呼吸しながら30秒キープ。
余裕があればかかとを床につける。
③ 合せきのポーズ(バッダ・コーナーサナ)
効果:リンパの流れを良くし、免疫力を高める
やり方:
床に座り、足裏を合わせる。
背筋を伸ばし、ゆっくり前屈する。
10呼吸ほどキープ。
4.花粉症の原因の東洋医学的な考え方
東洋医学では、花粉症の原因を
「気が弱っているときに、そこに邪気(花粉)が入り、それを出そうとする」
「冷え(寒邪)が、春になり、五行(木火土金水)の木(生)が強くなり、古いものを追い出そうとする。」
と、考えられています。
春は、解毒をおこなう機能を担う『肝』というカテゴリが活発になります。
冬に蓄えたものを外に出すことが大切な春の季節に『肝』が弱まってしまうと、花粉症の症状がより強く出てしまうと考えられます。
『肝』には、肝臓だけでなく、自律神経なども含まれています。
また、口や鼻などの呼吸器系が、もっとも花粉からの刺激を受けます。
そのため、東洋医学でいう五臓の『肺』も大切にしなければいけないですね。
4. 東洋医学的な花粉症対策
(食事・ライフスタイル)
① 体を温める食事をとる
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生姜、シナモン、ネギ、味噌汁など、温める食材を摂る。
冷たい飲み物・甘いものを控える(湿気が溜まりやすい)。
② 白湯を飲む習慣をつける
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朝一杯の白湯で内臓を温め、デトックスを促進。
③ ツボ押しで花粉症対策
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迎香(げいこう):小鼻の横にあるツボ。鼻づまりを解消。
合谷(ごうこく):手の親指と人差し指の間。免疫力アップ。
5. まとめ
花粉症は薬に頼るだけでなく、ヨガや東洋医学の知恵を取り入れることで、体質改善を目指すことが可能です。
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・呼吸法で鼻の通りを良くする
・ヨガで血流やリンパを流す
・食事やツボ押しで免疫力を高める
毎日の習慣に取り入れて、花粉の季節も快適に過ごしましょう!
あなたも、ぜひヨガと東洋医学の力で、自然に花粉症を乗り越えてみませんか?