「ヨガの呼吸ってどうやるの?」—簡単な練習法

2025年06月03日

ヨガを行ったことのある人は、
「ヨガの先生って、呼吸のことずーっと言っているなあ。」
と、思ったことありますよね。

当スタジオに来られた方の初めての感想の中に
「できているかわかりません。」
「呼吸が難しい。」

呼吸は、日々、自然に行っていますが、いざ意識して見つめると案外「どうやるのかな?」という疑問がわいてきます。

これは、自分につながり始めたということで、
・自分をよく観察し始めた
・「今、ここ」にいる
ということになります。

早速、呼吸法についてみていきましょう。

ヨガの呼吸ってどうやるの?

—今日からできる簡単な練習法—
ヨガでは「深い呼吸を意識しましょう。」「ゆっくり、呼吸して。」
(ちなみに、パワフルな呼吸法もあります。)

そんなふうに言われても、
「深い呼吸ってどうやるの?」「なんだか苦しくなる…」と感じたことはありませんか?

実は、ヨガの呼吸法には
”完璧”も“正解”もありません。

でも、ちょっとしたコツを知るだけで、
呼吸がスーッと自然に深まり、
心と体がじんわり整ってくるんです。

🌿呼吸は“心と体”をつなぐ橋

呼吸は、私たちが日々無意識にしているもの。
でも、実は唯一、自分でコントロールできる「自律神経のスイッチ」でもあります。

✔ 呼吸が浅くなると → 不安や焦りが強くなる
✔ 呼吸が深くなると → 心が落ち着いてくる

だからこそ、ポーズよりもまず大事にしたいのが、
呼吸の“質”を感じることなのです。

ヨガの基本は“鼻呼吸”

ヨガでは、鼻から吸って、鼻から吐くことが基本です。
なぜ鼻呼吸が大事なのかというと、

・空気が自然に温まり、体がリラックスしやすくなる
・吸う・吐くの感覚を、丁寧に味わいやすい
・呼吸の音やリズムを通して、自分の“今”を感じやすくなる

また、哲学的になりますが、口から吐く時はすべてを吐き出しているのに対し(ため息とか)、
鼻から吐く時は、いいエネルギーは残し、いらないものだけが吐き出されるという考え方もあります。

まずは、鼻から吸って、鼻から吐くリズムを意識してみましょう。
それだけでも、十分“ヨガの呼吸”です。

今日からできる!かんたん呼吸法

呼吸を深める第一歩におすすめなのが、
腹式呼吸(ふくしきこきゅう)

  1. 楽な姿勢で座るか、仰向けに寝てみましょう。
    仰向けの方がわかりやすいかもしれません。

  2. 両足を曲げて、両手をお腹にそっと当てて
    >鼻からゆっくり息を吸い、お腹がふくらむのを感じる
    >鼻からゆっくり息を吐き、お腹がへこんでいくのを感じる
    >慣れてきたら「吸う:吐く=1:2」のリズムを意識してみましょう
    (例:吸う4秒 → 吐く8秒)

💡ポイント:
・背中や肩に力が入らないようにリラックス
・目を閉じて、自分の呼吸だけに意識を向ける

呼吸を変えると、心が変わる

忙しい毎日、知らないうちに呼吸が浅くなっていませんか?

1日1分でもいいんです。
静かな場所で、深呼吸をしてみてください。

それだけで、
頭の中のモヤモヤが少し静まり、本来の自分に出会うことがあります。

ヨガはポーズを取るだけでなく、
「自分とやさしく向き合う場」でもあります。

 

🍃おわりに


深呼吸は、「今、この瞬間」に戻るスイッチ。
心と体の“つながり”を思い出すための、大切な入口です。

ヨガが初めての方も、
まずは今日、1分間だけでも呼吸を感じる時間を作ってみてくださいね。

あなたの中の静けさに、きっと出会えるはずです🌿